ホンダ フィット メインキーシリンダー まわらない 修理

県外からのご依頼です
ホンダ　フィット　メインキーシリンダー　まわらない　修理です。

当店のこのブログを見て頂きご依頼したとの事で大変感謝です。
さて、県外へ出張ですが微妙に遠いところで到着までに２時間半以上掛かってしまいました。
ご依頼主と合流しまして、現場に到着し分解開始となりました。
ステアーリングカバーはご依頼主が外して頂いていたので、そこからの作業となります。
防犯上写真は撮りませんでしたが、雰囲気だけ当店の代替シリンダーでお伝えします。

ステアーリングに留めてある特殊なネジをどうにか外します。
普通は外せませんのであしからず。

配線やらネジやらを外していき、２０分程度でキーシリンダーユニットを無事ステアーリングから外しました。
あとはロールピンで分解できないようにしている箇所を段階を踏んで外し
やっとメインの抜き出しに成功しました。
配列を見ると手前側のピンが完全に飛び出していてロック状態となっていました。

写真はどちらも同じ高さのピンでどちらも交換した後のものになります。
写真向かって左の中央を見ていただくと段に少し髭のような突起があります。
右側は段差に髭が無い状態ですが、コレがトラブルの原因となります。
磨耗したキーを挿した拍子に髭が折れて引っ掛りが無くなってしまうためキーが
廻らなくなります。ホンダの外溝キーは定期的にキーを新調しないとトラブルが
続発しますのでご注意ください。
今回は手前のピンを壊してしまいキーが廻せなくなる代表的なトラブルになります。
こうなるとホンダディーラーや修理店の場合、メインキーシリンダーＡＳＳＹ交換となります。
（分解も出来ないのでシリンダーがダメ→全キーセットＡＳＳＹ交換となります）
ＡＳＳＹ交換してもイモビライザーの設定もあるので、時間もお金も掛かる案件となります。
当店の場合はシリンダー分解できますし、イモビライザーは手をつけませんので
お使いのキーは当然使えます。
とは言え、原因は磨り減ったキーなので修理後のシリンダーに再度使うのはお勧めできません。
今回お客様が磨り減りの少ないスペアをお持ちでしたのでピンを全部新品交換してから組み付け
可動確認して使用になんら問題ありませんでした。（最悪新しいキー作成は致します）
組み付けを行い、エンジン始動も確認し無事完了となりました。
３時間弱の作業でしたが、予定よりは早くおわったので良かったです。
他の鍵屋では出張対応できないだろうな～（ロールピンがまず外せない）
当店は困難な修理も対応致します。