BMW R56ミニクーパー ステアーリング警告(赤)でエンジン始動できない 修理

県内からの御依頼です。
BMW R56ミニクーパー ステアーリング警告(赤)でエンジン始動できない 修理です。
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外車は基本対応しないのが当店なのですが(全てにおいてハイリスク)
今回は当店を御利用いただいている方からの御紹介なので対応させて頂きました。
因みに遠方に3回通う羽目となりました。
ハンドル前にあるメーターパネルに赤いハンドルと鍵のマークが点灯してエンジンが掛からないとの
ことで、鍵関係なのかなぁ~というのが今回の依頼となる発端のようです。
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当方も詳しい情報はないため、部品を揃えることも含め情報収集に当たりました。
調べると、BMWによくあるトラブル起因でステアーリング関係に故障が発生しイモビライザーも
連動する形でエンジンがかからなくなるようです。
一般的にはキーを挿してもステアーリングロックが解除できないでSOSとなるようですが
今回の車両はロックが何故か掛かっていないレアなケースのようです。
ECU関係及びCAS(ブラックボックス)も連動で壊れるケースがあるようでこちらも中古を探し出して
何とか全てのパーツを入手することは出来ました。
(とはいっても、R56のスーパーチャージャーだと出回っていなく探し出しに苦労しました)
ハンドルを弄ってみたりキーを挿して抜いてをしてみるとある事に気がつきました。
赤い色の警告の前に一瞬黄色い警告(赤と同じマーク)ができる事に。
ステアリングロック起因が濃厚となりましたが、注意しないといけないのはBMW全般で
問題となるキーの抜き差し回数。トラブルが発生し何度も何度も抜き差しをしたりエンジンを
かけようとするとECUがセキュリティを発動してキーが一生使えなくなるシステムがあります。
最悪ECU、CAS、キーの交換となると時間も費用(60万~)となるのでこれも想定して修理となりました。
ハンドルロックユニットはコラムステアリングの下にセットされていますが特殊ネジで外せないように
なっていますので、一般での取り外しは不可能となっております。
そこは経験と工作機械がある当店ならば楽勝でサクサクっと外して交換しました。
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ちなみにBMW正規ディーラーでハンドルロックトラブルの修理はパーツ代だけで10万近くします。
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国産車ならここで基本直るのが一般ですが、BMWに関してはエラーを消したり部品自体を
ECUやCASに紐つけさせないと動かない仕組みとなっています。
素人考えでは簡易の診断機でエラー消せばとなるようですが、意外とこの遣り方でECUのプログラミング
を破壊してしまって更にお金を払う羽目になるので絶対に簡易診断機は使用してはいけません。
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BMW専用診断機を繋いで車を復旧するべくシステムを操作します。
16件のエラーがありまして全て消去して、パネルの警告を確認してみます。
無事消えてエンジンも始動できるようになりました。
1ヶ月近いエンジン不動状態だったようですが、何とか無事直せてよかったです。
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