マルエム松崎 スーツケース コラーニ キャスター修理

いや~7月となりました。夏にまっしぐらですね。。。
ソロソロ簾を買わんといけないかな~と思いつつも涼しい日が数日続いているので
カーテンで過ごしてしまっています。
簾やよしずを使うのも3~4ヶ月程度なんですけどね・・・

さて仕事です
県外からのご依頼です
マルエム松崎 スーツケース コラーニ キャスター修理です
マルエムスーツケースで非常に多いタイプのスーツケースですね。
CIMG5666.JPG
CIMG5667.JPG
*修理前の写真を撮り忘れたました(写真は修理後のモノになります)

当店でも1~2位なほどにマルエムというとコレか別のものがやってきます。
ここ2~3週でグンと依頼が多くなりましたこのコラーニというシリーズ。
依頼の殆どが幅広のキャスターが割れてしまったので修理して欲しいとのお話です。
以前は中古で何とか対応できていましたが、今では大手でも中古を買いあさって
いるので殆ど市場で見かけなくなりましたし部品も既に絶版しているので入手は
不可能です。
キャスターの大きさは幅が25mmで大きさは40mmとなります。
かなり異型で同じキャスターや代替で使えるようなものは残念ながら存在していません
ので中古部品が無ければ修理できませんというところが殆どかと思います
CIMG5670.JPG
CIMG5671.JPG
このように樹脂タイヤの外皮がべりっと割れて無くなってしまうトラブルが多いですが
これはこの種類に限った事でなく、現行出ているスーツケースの殆どに言えます。
ゴムではなくプラスチック樹脂の固めたモノなので異物が刺さったり傷や重量超過で
あっさりと割れてしまいます。もちろん経年劣化で割れることも多々あります。
強引に使う方もいらっしゃいますが、無理やり使うとキャスター本体まで壊しますし
壊してしまうと修理が困難になりますので強引に使うことはお勧めできません。
どこぞのブログにはDIYでゴムを巻いて・・・という方もいましたが、応急処置的な
ことですしやはりこれもキャスター本体を痛める結果になるのでお勧めはできません。
今回の異型なキャスターは入手も出来ませんし修理も・・・となりましたので
正直修理できませんというようなものでしたが数日悩んで・・・・悩んで・・・・
造ることにしました。
無ければ造りましょう!っと簡単に書いていますが、造るのは非常に難しいです。
そもそもゴムを削るなんていうのはゴム専門の業者か靴修理店くらいなもので
素人ではちょっと無理があります。近いものから試してみようかと、水道のゴム栓
を加工してみたりゴム板などを削ってみましたが・・・・旨くいきません。
旋盤があれば・・・と考えてみたものの機材も技術もないのでさすがに無理です。。。
3日ほどあれこれ試行して納得できるキャスターを作り上げることができました。
まぁ、手の内を教える訳には行きませんがキャスター修理するところでは絶対に
真似できないでしょうね。。。これも旋盤から考えたひょうたんからこま的な発想で
造ったものですが・・・・旨く言って結果オーライです
CIMG5668.JPG
純正はセンターが盛り上がっていますが、ゴムを均等に削るために商品化した
ものはフラットになっています。
まぁ、接地面が多少増えても抵抗が増える訳ではありませんし、樹脂タイヤでは
ないので割れる心配も全くなしです。
反復作業で造って造って・・・・左右1セットを5セット近く造りました。
なぜならそれほどまでにこのキャスター修理が1~2週間で集中依頼で来て
しまっているからです(この後も数セット作成する羽目に・・・)
リアも交換依頼されていましたので、ベアリング付のタイヤに交換しました
これでしばらくキャスターで悩まされることは無いでしょう。
梱包してご返送いたしました

無ければ造る・・・・確かにそうなんですが、結果的にうまくいくというのは非常に
少ないので今後変わったキャスターが着たらどうしようか・・・悩みどころです

鍵工房 ツールドコルス
0282-21-7018
当店HPはここをクリック→「http://www.touredelock.com/
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