カワサキ ゼファー&バリオス 鍵紛失 W作成

もう年末ですね。
正月だぁ~なんて気はさらさらないのが実感です。
毎日(-A-)こんな顔して電話番と作業台に向かって鍵を造っております。
小さかった甥っ子が来年は高校受験という話を聞くと
はぁ~とため息しかでません。。。。
なんにしても歳ですね。うう嫌だ嫌だ

さて仕事です
県外からのご依頼です
カワサキ ゼファー&バリオス 鍵紛失 W作成です
zefa-.jpg
bariosu2.jpg
毎回ならがカワサキの鍵というのは共通性が無いというかバラバラというか
解り難いというか・・・・鍵屋泣かせですね。
段差読みで作ってもガタが出たり、IGは廻ってもタンクが動かないなんて
こともあります
しかも年式なんかでも鍵の形状がいくつかに分かれていて、カワサキ純正鍵
だから大丈夫だろうなんて思い込みで複製しようものなら鍵のすっぽ抜けなんて
いうおまけまでついてくるから恐ろしい。
今回も最終的には分解するまでに6本が犠牲になりました。
正直分解はしたくなかったのですが、やはり分解しないとまともな鍵ができません
分解したくないというのは、非分解なので普通は絶対的に分解できないから
あきらめるという代物をワザワザピンポイントで壊して組み上げるので当然
組み上げるのは至難の業なのでやりたくないというのが本音なのです。。。。
まぁ、駄目鍵作ってOKするよりはまともな鍵を造るのがウチのもっとうですので
今回もしっかり作りましたよ

まず預かりましたバリオスのトップブリッジ
CIMG6063.JPG
使い込まれたという感じですね。分解できない部分を分解してトップブリッジを
ブラスト処理してクリアー塗装しました。
乾燥させている間に鍵の作成を行いましたが、どうもシックリこないというか
微妙に違和感。。。鍵の段差は読めているので間違いなし。。。おかしい。。。。
絶妙に鍵を廻す瞬間に引っ掛るんですよね~。こういうガタだといえばそれまで
なんですけど、気になるんですよね~。使い込まれているのでガタが半端でない
のと鍵穴も拡大しているのでそのせいもあるようなんですけど
一度トップブリッジに組み上げたのですが、気に食わなくて再度分解して更に
非分解のIGを強制分解。
ガタの原因が何か・・・調べてみましたよ。そしたら・・・原因が判明。
鍵の微妙な幅が関係しているのと先端の形状にも問題があるようです。
キーメーカーのブランクはそのまま使うとどうもトラブルを誘発させるようなので
色々と加工してピッタリとなるようにして鍵を作成しました
CIMG6064.JPG
どうです?トップブリッジ綺麗でしょう
CIMG6068.JPG
鍵は問題なくかつスムーズに廻ります。純正以上の出来具合です

つぎはゼファー400の鍵作成です
同じIGシリンダーでしたので同じく分解します。
トップブリッジが無い分楽です
CIMG6065.JPG
バリオスと同じ要領で鍵を作成して完成しました
(こちらもバリオス同様に鍵穴から一度鍵を造ったのですが、気に食わなく
ついで強制分解となりました)
CIMG6069.JPG
綺麗に組み上げました
CIMG6070.JPG
鍵が問題なく廻ります。(写真には鍵が2本写っていますが鍵穴からの作成
時点との比べ用なので実際は1本となっております)
今回構造が判明したので、次回は分解しなくても行けそうです。
巷の鍵屋さんてみんな鍵穴から問題なく作っているようですけどガタ無しなん
ですかね~。
いつだったかのお客さんのように鍵屋さんで作ってもらったらONですっぽ抜け
ますなんていうのがあったので正直旨く使えているような感じなのかも知れません
無くしての鍵作成には十分ご注意を!!

鍵工房 ツールドコルス
0282-21-7018
当店HPはここをクリック→「http://www.touredelock.com/
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