ルノー Ａ１１０ アルピーヌ ドアシリンダー修理

鍵も日進月歩というのでしょうか・・・
日々進化しておりますが、作り手を考慮しない複雑な鍵が
最近登場しております。
まぁ～、安易に作らせないということでしょうが大手建売住宅
の玄関ドアなどは特注品で鍵を無くすと１０万前後の出費と
交換までに２週間程度かかるようで高額長期修理となる事
もあるようです。恐ろしいですね。。。。
また造る機械も進化しており、最近はボタンひとつで勝手に
鍵を削る機械まで出てきました。
ホームセンターの駄目鍵というのも無くなるかも知れませんが
１機自動車１台分ほどの価格なので３００円の鍵を一体
いくつ売ればペイできるのか・・・・疑問ですね。

さて仕事です
県外からのご依頼です
ルノー　Ａ１１０　アルピーヌ　ドアシリンダー修理です

Ａ１１０というとモンテカルロラリーのシーンを思い出す
のはラリー馬鹿な私だけでしょうか（汗）

今回のご依頼者はとある業界で有名な方でして
そんな方からご依頼頂いた事に大変びっくりしております。
さてドアシリンダーですが、どうもお持ちの鍵とドアのキーシリンダーが
合っていないそうで施錠開錠が出来ないということで修理を依頼
されました

鍵は有名なネイマンのキーのようで造りがしっかりしていました
１９６０年頃の造りが今尚通用するというのは凄いですね。。。
当時の日本ではピン型のシリンダーが主流でしたが
このＡ１１０は現行で使われているディスク型でした。
流石ネイマンです。

ドアの内側にあるロッドを固定するネジが古かったり
微妙に新しくなっていたり・・・・気になります。
ＯＨとシリンダーの組み換えついでに止めネジを新調します

ボルトは袋に個別で入れてお返し致しました
（事後ですがご依頼者から「当時の貴重なボルトです」と
言われましたので結果的にお戻ししてよかったです）

組み換えを行います
造りがしっかりしている分分解はかなり困難ですが
慎重に分解して２個組み上げました

依頼を受けたキーと同一となりました
これで施錠も開錠も鍵１個で出来ますし気持ち的にも
よろしいかと思います

梱包してご返送しました

いろいろな形で旧車に関わりあうのは自分にとっても
良い勉強となります。

鍵工房　ツールドコルス
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