日産 スカイライン Ｒ３２ＧＴ－Ｒ ドアキーシリンダー 鍵穴修理

先日、とあるところから緊急の出張要請がありました。
普段は対応できるのですが、この時はある企業との打ち合わせで
対応することができませんでした。
要請先からはあまり詳しくは聞けませんでしたが、どうも同業がミスを
して鍵開けが出来ないとの事らしくどうしましょう。。。との事。
知り合いのＢさんに行っていただけないか聞いてみたところ、数時間後
であったら行けるよ～との事で要請先に返信したら依頼者との連絡が
取れなくなったとの事。。。
オイオイ。どうしようかというから聞いてやったのに。。。。
まぁ、鍵屋として顧客と連絡が取れなくなるというのは日常茶飯事というか
時折あるあるな話な訳ですが、あちこちに電話した私は無駄な事をした
気がしてしかたがありませんでした。
そもそも４６年式のＧＣ１０スカイラインのドアが開けられないっていうのは
鍵屋としてどうかと思うんですけど。。。。（－Ａ－）ぼやき

さてさて仕事です
県外からのご依頼です
日産　スカイライン　Ｒ３２ＧＴ－Ｒ　ドアキーシリンダー　鍵穴修理です。

過去のブログを観て当店へアクセスして頂いた中国地方のお客様からの
ご依頼です。
実際はご連絡頂いてからご依頼頂くまでに2ヶ月ほど時間が開いてしまった
ので当方は記憶の片隅にしか残ってませんでした。。。。

さて・・・記憶から消去される前にご依頼を頂きましたのでサクサクッと修理
したいと思います
シリンダー単体かと思っていたのですが、お客様が分解できないのでドアの
ハンドル一式を丸ごとおくりますとの事で送られてきました

鍵穴は例の如くポッカリと口を開いております

原因は鍵穴のシャッター裏側にあるバネが錆びて折れてしまったことによる
所謂開きっぱなし状態になっているようです。
開きっぱなし程度ならなんてことないじゃん！と言われそうですが簡単な話では
ありません。
開いた事でゴミや砂が入ったり、水が浸入することで錆や氷結して鍵が入らなく
なるということもあります（この当たりの話は先日のＤＲ３０と同様ですね）
新品を買えばというのも手ですけど、鍵が2個になります。はっきり言って無駄ですね。
当店は分解技術がありますので、キーフェイスを分解して綺麗にお直し致します。
簡単に書いたりしてますけど、結構修理は厄介なんですよ。

とりあえずドアからシリンダーを抜いて、分解してカシメてあるキーフェイスを
慎重に外してシャッターなどを取り出します


おおっと・・・緊急で出張依頼が入ってきましたので一時作業中断。。。
お隣の市までホンダストリームの鍵紛失作成に２時間ほど出かけました。
（あっ！写真撮るのを忘れてました。。。残念）

帰宅して中断作業を再開します
バネは当然ながら単品では入手できませんので、新しい車両などの部品取り
パーツから流用して修理します。
外す前のバネはモロと錆びて朽ちていましたが、今回の流用バネは防錆対策も
あるバネなので当面錆びずにお使いいただけるかと思います。
作業は細かなのでお見せできません（真似されるのも困りますので）が慎重に
作業を進めました

因みにシリンダーを抜いた状態です。
磨耗はそれなりにありますが、年式相応と思います。洗浄してグリスを塗ってから
組み付けました

見事に鍵穴のシャッターが復活したでしょ！
ポッカリと開いた鍵穴がふさがるだけでも印象が違いますね。
キーフェイスは磨いてから組み付けましたので預かり時点よりも輝いています。
ハンドル廻りのゴムの劣化や汚れが気になりましたので、洗浄してシリコンで
艶出ししておきました。組み付け後の水弾き効果も期待できると思います。
即日ご返送なので梱包してご返送させて頂きました。

後日、ご依頼者から感謝のメールを頂きました。
こちらこそ遠方からお送り頂き感謝感謝です。

最近、鍵穴が～という問い合わせが多くなってきております。
古い場合、既に廃盤だったり統合されてしまいキーが別物になるケースが
多くなっているようです。オリジナルに拘るなら修理がお勧めです。
是非当店をご活用下さい

鍵・スーツケース工房　ツールドコルス
０２８２－２１－７０１８
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