イノベーター スーツケース 他２つ ＴＳＡ鍵 紛失作成とチャック破損修理

最近泥棒が増えているようです。（いつもですけど・・・）
所謂不在な家や事務所を狙う空き巣のようなのです。
今日も知り合いのＧＳさんにお伺いしていた時に、注意喚起のＦＡＸで
空き巣注意のご連絡が流れてきたなんて話がありました。
私がよくご自宅などの鍵作成なので
「あ～この鍵は・・・」というのを良く見ますが正直ビックリします。
注意喚起しても返ってくる言葉は「盗られるもの無いから」
だそうですが、物は無くならなくても今のご時勢命も無くなります。
１～３万円程度の錠前交換でグレードアップするのと、アッサリと
入られて命の危険にあうのと・・・・ま～どちらが賢明かお解かりかと。。
日ごろからの注意と意識は持つことをお勧め致します

さてさて仕事です
県外からのご依頼です
イノベーター　スーツケース　他２つ　ＴＳＡ鍵　紛失作成とチャック破損修理です
スーツケース3個いっぺんのご依頼です
ご旅行で鍵を束にしていて旅行先に忘れてきてしまったそうです
大・中・小とあるようでして、中間のものがイノベーターのようで他２つは無名で
しょうかね。。。
では～早速ということで作成にはいります
よく皆さんＴＳＡ００２、００２と言われますがこれは鍵の番号ではありません。
正確にいうとＴＳＡ運輸局認可番号００２種の鍵型といったことになります
この００２から更に１０～１５種類ほど鍵形がありまして、やっと鍵山の鍵番号と
なってくるわけなんです。
番号から造れませんか～というお問い合わせを受けますが、番号からは不可能です。
例えば００２のＨ１２３と言う鍵が無くなったから別のスーツケースに偶然あった
００２のＨ１２３が使えるかというと確率は２～３０％程度で殆どは使えません。
まぁ、製造メーカーから直接同じ型式のスーツケースの同番号なら使えるかとは
思いますけど、１錠に2つしか鍵はついてきませんので入手は殆どメーカー次第に
なります。８割くらいは無くしたら終わりというのがＴＳＡの狙い＆スーツケースメーカー
の狙いな訳なのです（新しく買えよ～という意味です）
ベースとなるキーがある訳でもなく、種類も多種多用ですしキーに関しては特許が
かけられていますのでキーメーカーではブランクすら造れない特殊な物なのです。
無くしたら・・・買いなおすか鍵屋頼みになりますけど、鍵屋に関して細かく作れる
技術を持っている鍵屋は日本でも数件程度でしょうし、価格もバカ高なのです。
ちなみに鍵紛失施錠状態で６０００～９０００円が全国の平均的な開錠相場のようです。
鍵作成は高いところで１本１００００円前後とか・・・ビックリです。
そんなこんなな価格が街場の鍵屋さん価格ですし、作れるかどうかはその地域の
鍵屋のみぞ知るところではあります

当店は殆どメーカーが出庫する金額３０００円？に＋α程度なので手間代だけでも
赤字なのですがまぁ、お客様が喜んで頂ければと毎回対応はさせてもらっています。
今回のお客様も検討され最終的に当店へご依頼されたようです
では鍵作成と参りますか～～。

１個目のスーツケースはかなり鍵に加工が必要でしたが無事作成。

ついでにチャックが破損していましたのでチャック修理もしました
（鍵作成と前後しています）

あ～してこ～して無事復活！！

このスーツケースは施錠されたままチャックが破損していました。
鍵がなくて強引に開いたのでしょうね～。。。でしたのでピック開錠してから
チャックをお直ししました。

2個目のスーツケースです

2個目と3個目が同じ形状のキーなのですがいずれも分解が必要でした。
分解は簡単にはできませんが、そこは何百個も鍵作成してきた実績がありますので
サクサクっと分解してピッタリな鍵を作成しました


3個目のスーツケースです

こちらも分解して作成

流石に3個分解して鍵作成は体に堪えますｗｗｗ
何とか、開錠施錠できる鍵が出来上がりましたのでＯＫでしょう。
キー番号をそれぞれ打刻してジッパーにくくりつけておきました。
無くされないように願いたいです。。。。
梱包後、ご指定の曜日指定でご返送させて頂きました

鍵・スーツケース工房　ツールドコルス
０２８２－２１－７０１８
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